だいぶ前に休刊になってしまった日本ヴォーグ社のソーイングpochee(ポシェ)。

2010spring vol.9にあまり見かけないレインコートの型紙が載っていました。 

 こども用レインコートは110 cm〜130 cmで、それより小さなサイズ用にはレインポンチョがあります。
 『レインコートって作れるんだ〜!』と興味を持ち先日やっと完成しました。
生地を購入してから実際に縫うまで多分1〜2年経ってます… 完成してよかった!

フードのひもはコードエンドを買う前だったので、テキトーに結んであります。

後ろはこんな感じ↓

以下詳細です。

ナイロンタフタで検索すると色々見つかって目移りしたのですが、男女関係なく着られて雨の日でも目立つ黄色がいいと思い、お手軽価格になっていた黄色のくじらの生地にしました。
他に必要なものは、以下の通り。

☆ポリエステル製のミシン糸
☆ナイロン生地のバイアステープ(共布で作っても可)
☆透明なビニール生地(フードの視界を良くするために切り替えをつける場合)
☆プラスチックスナップ
☆ひもとコードエンド(フードにつける場合)
☆ゴム(袖口をゴム仕様にする場合)

型紙の調整
息子の身長は現在82 cmで上着を着た場合やこれからの成長などを考慮して90 cm〜100 cmくらいの大きさにしたいのですが、レインコートの型紙サイズは一番小さいのが110 cm このままだと大きすぎる〜

ポンチョにするか迷ったのですがポンチョは雑誌の付録のがあるし、やっぱりレインコートがいいな〜 ということでなんとかすることに。

まず、110 cmの型紙を90%に縮小コピー。
こうすると、110 cm×90%=99 cmくらいのサイズになります。
ニットや帽子などのぴったりした服でなく、大体±15%の範囲ならこの方法で結構いけます
しかし、90%コピーした型紙でも息子には大きすぎたので、さらに以下のアレンジをすることに。

☆市販品のレインコートの大きさを参考に袖や裾の長さを縮める
☆一回り小さくなるように型紙の出来上がり線を縫代込みにしてしまう
☆それに伴い、フードと首まわりを微調整する

この他にも色々とアレンジしてみました。

フード
フードは視界が良いようにビニール生地を使いたかったので、一部に切り替えてつけました。
ところが!
実際息子にかぶせてみたら、ちょっと小さい!しかも、二枚はぎだからか、頭がとんがってる…

またまた型紙をアレンジして三枚はぎにしました。
といっても簡単に長方形の生地を二枚はぎの真ん中につなげたものです。側方の二枚の生地は形を微調整しました。
見た目の点からフードの真ん中の幅と後ろ身頃の幅と合わせました。

背中のタック
リュックやランドセルを背負ったときにしっかり全体をカバーできるように、最近のキッズ用レインコートには背中にタックが入っていることが多いんです。

幼稚園でもショルダーバッグを持ったりするだろうなと思い、生地に余裕があったので取り入れてみました。
しゃがんだり、手を広げたりしたときにも自由度があって良さそう!

袖口
袖口はゴムを入れて雨が入りにくいようにしました。

お名前タグ
前身頃の裏側にお名前タグを縫い付けました。タグはクジラつながり

構想が長かった分、ちゃんとできあがって良かったです!

普段あまり出番のないプラスチックスナップを使えたのも良かった
せっかく持ってるなら使わないともったいないですもんね